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ゲーリー・クーパー方式で女も仕事も好転する
ゲーリー・クーパー方式で女も仕事も好転する
http://news.livedoor.com/article/detail/3606830/
たった3語の相づちで女という女をモノにしたという。往年のハリウッドスター、ゲーリー・クーパーは天性の「聞き上手」だった。聞き上手のノウハウ本が世間にあふれ返っているが、それだけ聞き上手が少ないってことだ。“クーパー方式”は女だけじゃない、仕事にも使える。
「まさか」「ほんとかい」「そんな話、初めて聞くよ」――。クーパーはそう相づちを打って、女の話に耳を傾けたという。それで落ちた。大女優のグレース・ケリー、イングリッド・バーグマンらと噂になった。
女と会話するには、3語で十分。いまやハリウッド一のモテ男、ジョージ・クルーニーも似たようなことを言っていた。
2人はイケメンだから。それもあるが、何より聞き上手なのだ。
作家の塩野七生氏は、著書「人びとのかたち」の中でクーパーのエピソードに触れ、こんなことを書いている。
〈自信のある女、気の強い女、自分は仕事ができると思っている女に対して、話を聴いてくれるということくらい有効な武器もないからだ。なにしろこの種の女たちは、自分の話すことはそれ自体で価値ある、と思いこんでいるからである〉
性人類学者のキム・ミョンガン氏も口を揃える。
「キャリア女性に人気のエステティシャンがいますが、何も施術がうまいからじゃない。『大変ですね』なんて相づちを打ち、愚痴を吐き出させるのがうまいのです。ガムシャラに働き、弱みを見せたがらない女性は、だからエステに通う。人気ホストも同じです。明石家さんまはおしゃべりですが、『ほんまかいな』と驚いてみせるのがうまい。意外と聞き上手です。女性の好感度が高いのもうなずけますね」
●みんなが「俺の話を聞け」
口数が少ない中高年にはチャンスじゃないか。
クーパー方式は「理にかなっている」と、東京女学館大教授の西山昭彦氏(経営学)も言う。
「自分の話に驚いてくれ、興味を示してくれ、楽しいと共感してくれる相手がいたら、もう一度、会いたいと思うはずです。共感は好感につながる。クーパーは3語でそれを表現しているわけです」
いまは自己主張の時代だ。自分をプレゼンできる話し上手は増えたが、そうやって皆が主張すれば、聞いてもらえる機会は減る。「俺の話を聞け」という“承認欲求”がブログなどネット上にも渦巻き始めている。聞き上手の価値が高まるわけだ。
「ビジネスにおいて重要なことは、恋愛もそうでしょうが、相手に『もう一度、会いたい』と思わせることです。そんな聞き上手に共通しているのは、まず自分の失敗談などを明かして相手に安心感を与え、引きつけたところで、それこそクーパーのような相づちを絶妙のタイミングで打ち、相手に話させる。お笑い芸人のようなおしゃべり上手のビジネスマンもいますが、なぜか疲れるし、記憶に残らない。少なくとも、聞くのが下手で売れる営業マンはいません」(西山氏)
すぐに真似できるクーパー方式は仕事にも使える。ちなみに、結婚詐欺師の9割は聞き上手ともいわれる。
【産業カウンセラー・菊入みゆき氏】
●「目新しさ」を驚かれたい
最近は情報量が多すぎるため、自分の発言に自信が持てない人が増えたのかもしれません。
他人の受け売りに思われていないか、誰でも知っている価値のない話ではないか。そんな不安を抱えているところに、「そんな話、初めて聞くよ」なんて驚いてくれる相手がいたら、勇気百倍です。
逆に「よく聞く話ですね」などと、目新しさを否定される受け答えをされたら、話を続ける気がなくなるはず。聞き手の側に「俺もそれぐらいは知っている」という知ったかぶり、強がりの気持ちがあると、こんな対応になってしまう。
相手の話に驚いてあげられるのは、余裕と自信の表れともいえます。これは男女関係にもビジネスにも当てはまる。
例えば、「その企画の件は知りませんでした」と相手の話の価値を認めたうえで、「そういうご努力があったんですね。驚きました」と自分の感情をコメントに織り交ぜてみる。それだけで“潤滑油”になります。
もちろん、大げさすぎるのは興ざめです。相手が冷静で理論的なタイプなら、感情に走るのは、すれ違いの原因になりかねない。感情の量はその場に応じて。
聞き手の“基盤”も重要で、「この商品についてよく知っている、この人が驚いてくれた」という喜びが、話し手の満足感を高めます。知識をひけらかす必要はありませんが、ただ不勉強で驚いているばかりでは、相手は「こんな頼りない人に驚かれても」とシラけるだけでしょう。
【2008年4月18日掲載】
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