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中村「野口パターン」で本番へ弾み/陸上 - 北京オリンピック
中村「野口パターン」で本番へ弾み/陸上 - 北京オリンピック
http://beijing2008.nikkansports.com/athletics/p-sp-tp0-20080428-353425.html
3位に入った中村友梨香(撮影・田崎高広)
<陸上:兵庫リレーカーニバル>◇27日◇神戸ユニバー記念競技場◇女子1万メートル
北京五輪女子マラソン代表の中村友梨香(22=天満屋)が、進化したスピードを見せつけた。女子1万メートルで自己ベストを52秒も更新する31分31秒95の好記録で、A標準(参加標準記録A、31分45秒)も突破した。マラソン代表として五輪イヤーに1万メートルのA標準を上回ったのはアテネ五輪の野口みずき(29)と同じ。4年前の金メダルパターンを踏襲し、本番へ弾みをつけた。
女子マラソン「第3の女」が、地元で伸び盛りの実力を見せつけた。暖かな日差しを受け、ゴールした中村は笑顔で汗をぬぐった。「やっと普通の記録が出た」。昨年9月にマークしたばかりの自己記録(32分24秒65)を1分近く更新する31分31秒95をマーク。トラックの実力者に交じって3位に入り、女王福士よりも先にA標準を突破した。
「ホッとした。中学や高校の先生も(会場に)いて、ここで走れなかったらえらいことになると思った」と関西弁が残る口調で苦笑いした。五輪代表に決まって初めてのレースが地元兵庫。重圧も振り払って見事に結果を出した。
“待ったなし”の北京対策が早くも結果に表れた。平たんコースに備え「スピードを伸ばしたい」という武冨監督の方針のもと、3月9日の名古屋国際優勝から約半月後の同26日には早くも米アルバカーキに渡り今月19日まで約1カ月間、高地を走り込んだ。この日のレースでは6000メートル付近で渋井ら先頭集団に離され6番手に落ちても歯を食いしばって前を追い、3人を逆転。地をはう独特のストライドは最後まで衰えなかった。
5月にもトラックレース出場を重ね、さらにスピードに磨きをかける。時間を惜しんでコースの試走すら行わず、調整に専念する予定だ。「体調に不安がなければ(下見をしなくても)問題ない。しっかり練習するだけ」。振り返れば4年前、野口もこのレースでA標準を突破してアテネへ弾みをつけた。中村も22歳の勢いそのままに、北京へと疾走する。【太田尚樹】
[2008年4月28日8時53分 紙面から]
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