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急増!ニートのわが子を立ち直らせる「ヒント」があった
急増!ニートのわが子を立ち直らせる「ヒント」があった
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東京・高円寺に“コミューン”が…
ニートやフリーターが集まる“コミューン”が東京都杉並区にある。JR高円寺駅から商店街を10分ほど。名前は「素人の乱」――。一度は社会からはみ出した若いヤツらがそれぞれ独立して店を営んでいる。ニートやフリーターのわが子を立ち直らせる“ヒント”がこのコミューンにあった。
コミューンの発起人、松本哉さん(33)がリサイクルショップ「素人の乱」を開業したのは05年5月のこと。“大学7年生”で卒業し、別のリサイクルショップでフリーターをやっていた。
そんなとき、高齢化が進み、さびれつつあった商店街の副会長と知り合った。
「空き店舗があるから、やってみないか?」
そう声をかけられ、始めることに。
店には自然とニートやフリーターが集まってきた。「オレにもできるんじゃないか」という若者が、次々と飲食店や古着屋などを立ち上げ、この3年でコミューンが出来上がった。
商店街には活気が戻ってきている。「素人の乱」と名がつく店は現在6店。屋号は同じでも、それぞれ独立採算制だ。これまで閉店したところはない。
昼はカフェ、夜は飲み屋の「素人の乱」に入ってみた。平日の午後4時。店は20代前半の男女で賑わっていた。どうやらニートやフリーター仲間らしい。
店主は青森出身の20代後半の男性。周辺をぶらぶらしているうちに「仲間入りした」という。
コーヒーが200円。牛丼、グリーンカレーなどの料理は、どれも350円。飲み物とセットで500円。格安だ。1番人気の「きのことひき肉のオムライス」は具だくさんでボリューム満点。お世辞抜きでうまい。
厚労省の推計によると、ニート人口は05年時点で約64万人と急増している。フリーターは約213万人。ニートやフリーターの息子に頭を抱えている父親も多いだろうが、就職しなくても、こうやって立ち直っていく若者もいる。
今月1日、高円寺では松本さんが主催したデモが開かれた。ニートやフリーター、学生ら約300人が参加。きっかけさえあれば、何かが変わるのだ。
●ヘタな口出しは逆効果「親がイキイキしていると子供は働く気になる!」
◇発起人の元フリーター・松本哉さん
大学を出てからフリーターをしていたのは、単に企業に就職することに魅力を感じなかったから。働く気がなかったわけじゃありません。ニートやフリーターと呼ばれる若者の多くはそう思っているんじゃないでしょうか。労働意欲はあるんですよ。
私の場合、昔からリサイクルに興味があった。買い取るときに使い手の思い出話を聞き、売るときには買い手にエピソードとして話す。そういう、中古品ならではの“つながり”が好きだったんです。
いまは2店舗構えています。1日の売り上げはトータルで6万~7万円。19~33歳のスタッフは元ニートやフリーターばかり。8人雇っていますが、利益は出る。ビジネスとして成り立っています。
ちなみに私の月収は10万円。もっともらえるぐらいは稼いでいますが、それで十分、不自由なく生活できます。
いまはニートでも、興味を持てることが見つかれば、“更生”は十分に可能だと思います。
親が「企業へ就職しなさい」と口を出したくなる気持ちは分かりますし、人生の先輩としてアドバイスすることは正しいことかもしれない。ですが、“迷走”するニートやフリーターにとってはむしろ逆効果。本人が自発的にやる気を起こさない限り、何も変わらない。
大事なことは、親御さんが誇りを持ってイキイキと生活することじゃないでしょうか。私もそうでしたが、やはり、子は親の背中を見て育つ。親が楽しそうに働いていれば、子供もやる気になる。そうなるまで“放任”し、わが子に模索させることが近道だと思います。
【ちなみに】
厚労省は先月25日、都と連携して、新宿・歌舞伎町にネットカフェ難民向けのサポートセンター「TOKYOチャレンジネット」を開設した。予約件数は153件(28日時点)。
「相談者は20~40代の男性が多く、住居にまつわる相談が大半です」(センター担当者)
センターが利用できるのは都内で直近6カ月以上継続して生活していたことが証明できる人のみ。アパートの入居費用(40万円)や当面の生活資金(20万円)の無利子融資なども実施する。
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